池口恵観僧正のカリスマ性を実感しました。

2017年10月14日

10月22日に日帰りで高野山東京別院に行って来ました。池口恵観清浄心院住職による第二回密教特別講演会が、別院で催されたからです。表敬訪問に出向いたわけです。会に先立って日頃の高校への支援に感謝を申し上げました。第二回講演会のテーマは「目に見えない世界を感じるために」でした。前回も今回も定員200名のところ倍の400名もの聴衆が押しかけ、本堂だけでは入りきれず、奥書院でモニターを通して視聴した人が多数ありました。恐れ多いことに会の冒頭時間をいただき、僧正に対する謝意を表し、本校のPRをさせて頂きました。会場には物凄い熱気が感じられました。講演を拝聴したいのは、山々でしたが、高野山に戻らなければならないので後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。講演は全八回なのでお話を拝聴する機会はあるかなと思っております。後で聞かされた話ですが、会の最後に10分ほど、僧正が熱っぽく高野山高校の宣伝をしてくださったとのことにて嬉しい限りです。合掌

ブラタモリ 高野山 3回シリーズ 見てください

2017年9月6日

ブラタモリが高野山に来ました。それも今までの常識を覆して3回シリーズで放映します。1回目は9月9日、2回目は9月16日、3回目は9月23日、全て土曜日の午後7時30分~8時15分です。タモリさんは大阪に宿泊し、撮影当日に満を持して高野山に登って来たとのことです。彼の顔は個性的なので、麓のホテルや山内の宿坊ではばれてしまうと支障があるとの判断で近隣には宿泊しなかったようです。高野山取材の詳細については、担当者は、タモリさんにも伏せていたと聞いています。ですから、彼は予備知識なしで山内を探訪した由です。また、担当ディレクターは高野山に関する各種文献にあたり、非常に深く研究しているそうです。タモリさんと近江友里恵アナの絶妙な掛け合いが楽しみです。皆さんも宜しかったら、是非、ご覧ください。

お菓子の力

2017年9月6日

林裕人シェフをご存知でしょうか。探偵ナイトスクープやミヤネ屋の愛のスパルタ塾に出ており、関西では有名なシェフです。彼がスランプに陥って思い悩んでいた時に高野山に登りました。奥の院や金剛峯寺など、あちこち参拝して回ったのでしょう。そんな折、山内のお菓子屋のかさ國に立ち寄り、「みろく石」という饅頭を買って頬張ります。美味しかったことは勿論でしょうが、これが精神に作用して生きる力が内面から湧き上がってきたようです。スランプを脱して心機一転、シェフとしてもう一度やり直してみようと思うに至ったのでしょう。食べ物には精神に作用する力があるようです。食べ物によって精神的に再生できるというのは考えてみれば不思議なことです。私の場合、心身のエネルギーの欠如を感じた時に口にするのはウナギです。ウナギを食べると体中にエネルギーがみなぎって来るように感じられます。我々は食べ物そのものではなく、その食べ物の醸し出すイメージを合わせて食べているような気がします。そういう意味では林シェフは単なる饅頭というのではなくて「みろく石」というイメージも合わせて摂取し、元気を回復したのでしょう。合掌

本校の寄宿舎、食堂リニューアル工事が完成しました。

2017年8月30日

7月下旬に着工した寄宿舎、食堂リニューアル工事が8月25日に完成し、供用開始しました。明るく、きれいになり、生徒たちは大変喜んでいます。それも本山が多額の資金を貸与してくれたから実現したわけで、感謝の言葉もありません。本山の高校に対する期待に応えなければと肝に銘じております。ところで、食堂ですが、ŁĒD電球に変わり、天井や壁面は清潔感のある白色に塗られ、テーブルや椅子も全て入れ替えました。天井にエアコンも4機入りましたので、快適な生活環境を現出しています。リニューアル工事の裏話ですが、テーブルも椅子も本校の教員、事務職員、寄宿舎舎監、生徒たちが力を合わせて組み立てました。その後のかたずけ迄行いました。それでやっとこさっとこ8月25日の夕食供用に間に合ったわけです。高校関係者が机、椅子を組み立てたおかげで、70万円の組み立て料金の節約になりました。合掌

美味しいワインとは

2017年8月29日

私の自坊は山梨県にあります。ご案内の通り山梨はワインの生産量が日本一です。地元の大学に醸造学科があるくらいです。ワイン会社も大企業から中小企業まで何十社とあります。以前、ある大手ワイナリーに勤めていたことのある女性にこんなことを聞いてみました。「美味しいワインって何なの」と。すると彼女は「私は1,000円以上のワインは勧めません。結局、気心の知れた人と一緒にテーブルを囲むのが美味しくワインを飲む秘訣ではないでしょうか。」と答えてくれました。目から鱗が落ちる思いでした。7月のとある休日に難波でウナギの蒲焼をたべました。それもひとりで。ちっとも美味しくありませんでした。食事のメインディッシュは、やっぱり、会話かもしれませんね。

2017年7月10日

今、高野山大学教職員宿舎・4DKで一人暮らしをしています。当然ながら炊事も洗濯も掃除もみんな自分でしなければなりません。洗濯機の動かし方もどうやら覚えました。食事はレトルト食品に頼っています。単調な味でうんざりしてきました。この日曜日に気分転換のために久々に難波に出て町の中をあてどもなく歩き回って来ました。高島屋の中の竹葉亭でウナギを食べました。おいしいことはおいしいのですが、一人の食事は実に味気ないものです。何か一味足りないのです。山梨のワイナリーに勤めていた方にこんなことを聞いてみたことがあります。「美味しいワインを教えてくれない?」と。それに対して彼女はこういうのです。「私は1,000円以上のワインは勧めません。結局美味しいワインって気心の知れた友人とのむことなんだよね。」と。目から鱗が落ちる思いでした。ここ3週間程山梨の自坊に帰っていないので、ストレスが溜まっています。週末には帰郷する予定です。短期間ですが、家族と同じ空間と同じ時間を共有して心のスイッチを切り替えてきたいと思っています。

2017年6月23日

私からすると本校の生徒たちは孫のようなもので可愛くて仕方ありません。かわいいだけではありません。尊敬さえしています。なぜなら彼らが、みんな、しっかりした目的意識を持っているからです。東北から九州・沖縄に至るまで、全国から集まっています。なんとなく入学したのでは、おそらく3年間持たないのではないでしょうか。理由は以下の通りです。標高900メートルの山中にあり、深い森林に囲まれ、居ながらにして森林浴ができます。でも、遊べるところは、まったくありません。鳥のさえずりだけは、ふんだんに聞こえてきます。毎朝、全校朝礼があって100畳敷きの講堂で全員が正座して般若心経や諸真言をお唱えします。足がしびれます。一部の通学生を除き、多くの生徒が、親元を離れて寄宿舎で生活しています。二人部屋が基本です。食事も決まった時間に決まったものを食べています。選択の余地はありません。こんな不自由な中にあっても、特進、スポーツ、宗教、自己探求と、各自が選択したコースで,自己の目標に向かって黙々と自分自身を磨いています。本当に素晴らしい生徒たちです。頭が下がります。不自由に耐え、セルフコントロールのできる生徒こそ、厳しい人生を生き抜く力を身につけられるのだと確信しています。フランスのルソーが、こんなことを言っています。「子供をだめにするのは簡単だ。ほしいというものをすべて与えればいいのだから」と。

みんなちがって みんないい

2017年6月7日

「みんなちがって みんないい」 これは、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」という詩の一節です。既成の基準で全ての価値を決めるのではなく、生徒一人一人の個性を認め、生徒一人一人が潜在的な能力を最大限に伸ばせるようにサポートしています。本校には普通科AŁ進学、普通科自己探求、普通科スポーツ、宗教科Ⅰ類・Ⅱ類、更には広域通信制課程マイ・ウェイコースと多くの選択肢があります。北は東北から南は九州・沖縄まで目的意識を持った多くの若者たちが、集っています。各々が、個性的な花を開かせ、全体的に調和する百花繚乱の世界を、この高野山頂に現出しています。1200年の歴史と伝統を持ち、世界文化遺産に指定され、ミシュラングリーンガイドで三ツ星をゲットした、この宗教都市高野山で、あなたも自分探しをしてみませんか。また、港区高輪にある高野山東京別院にはマイ・ウェイコースの東京学習センターがあります。都心にありながら、静寂な環境を保っている別院で学ぶのも一つの方法です。しっかり学習して生きる力を身につけてください。あなたも高野山高校に続く扉をノックしてみませんか。

虚しく往きて実ちて帰る

2017年6月1日

804年 弘法大師は唐に留学、805年5月 恵果和尚と出会い、密教の伝授開始、同年8月 密教の教えをマスター、同年12月 師匠の恵果和尚が亡くなり、大師は弟子の代表者として碑文を起草。たった3か月で密教をマスターし、たった7か月で恵果の弟子の代表となる実力と信頼を得ていました。謂わば、ハーバード大学に留学し、たった1年で、首席で卒業してしまうようなものです。まさにお大師さんは天才です。20年の留学期間を課せられながらも、たった2年で、密教をマスターし、806年に帰国します。日本に戻られたらお大師さんが、おっしゃった言葉が「虚しく往きて実ちて帰る。」です。つまり、「唐に行く前は何も知らず、虚しい状態であったが、いまでは唐で多くのことを学び、充実した状態で日本に戻って来た。」という意味です。生徒諸君も、御大師様のこの精神を具現化するために高野山で精進しています。

全校朝礼での読経には心身のリラックス効果があります。

2017年5月26日

今回は、読経の効果について、述べます。① 自分で読経することをプレイヤーセラピーと言います。読経でのセラピーでは最も効果が高いのです。寝る前などに静かな場所で10~15分唱えるといいでしょう。体内をセラトニンが、うまく巡っていき、幸福感に包まれます。② 他人のお経を聞いても、癒し効果があります。集中して唱えられている読経は優しく、リズミカルで、聞いている人へのヒーリング効果が生まれます。③ 誰かのために読経するのを読経セラピーと言います。読経の音波は、人の誠実な思いでできたプラスの音波なので、それが病人に届き、体がよくなることがあります。お金も時間もかけないで健康になれるのです。科学者が実証実験をし、効果を確認しています。   合掌