尾畠春夫さんの言動には頭が下がります。 

2018年10月12日

スーパーボランティアの尾畠さんの言動に敬意を表する者の一人です。まず、山口県周防大島町で行方不明になっていた2歳の男の子が、尾畠さんによって発見されました。地元の警察、消防団が延べ380人を動員して3日間捜索して見つけることができなかったのに土地勘のない尾畠さんはわずか30分程で発見するに至りました。本当にホッとした瞬間です。風呂や食事を勧められても固辞する姿にも心を打たれました。被災者からのもてなしを受けないという自己完結型の正真正銘のボランティアです。古い話ですが、十分関わっていながら「あっしには関わりのないことでござんす。」と言って風のように去って行った木枯し紋次郎のことが彷彿としてよみがえりました。名声を求めず、反対給付を求めない尾畠さんの行いは正に布施行ではないでしょうか。現代に現れた菩薩です。尾畠さんのヘルメットの「朝は必ず来る。」という言葉、心に染みます。

高野山金剛講創立百周年のポスターに本校生徒登用

2018年10月12日

高野山金剛講創立百周年事業企画委員会からの要請により、記念ポスターの作成にあたり、本校宗教科の生徒をモデルとして登用して頂きました。ありがたいことだと感謝しております。宗教科の生徒が、ご詠歌の鈴鉦を構えてご詠歌を唱えている図柄です。なかなか良く撮れています。これが全国の寺院等に掲示されると本校の良い宣伝になるに違いないと一人でほくそ笑んでいる次第です。

小野文庫の取り組みをしています。

2018年9月7日

すべての基本は読書ですから、とにかく全校生徒に本を読ませる取り組みをしています。それが小野文庫です。資金は東日本の住職方から支援をいただいています。もちろん現物を送ってくださる方もいらっしゃいます。基本的には個々の生徒の希望に基づきインターネットで取り寄せます。2日か3日くらいで手元に届きます。こんな山の中にいても生徒は読みたい本をすぐに読めるわけですから大好評です。原則として漫画や雑誌は禁止としています。ジャンルは自由ですが、出来たら小説を読んでもらいたいと考えています。小説を読むと間接体験が出来、頭が練れからです。それに語彙が増えて表現力が増し、音声言語も豊かになり、文章表現力もアップします。いいことばかりです。個々人の希望図書を購入するだけではなく、こちらが読ませたい本も男女の寄宿舎の本棚にセットしていつでも読めるようにしています。読書は生きる力に繋がっていると確信しています。

台風21号の余波

2018年9月6日

台風20号でも高野山は奥の院がひどい被害を受けました。杉の大木が倒れ、墓石を押し倒しました。その復旧も終わったか、終わらないうちに、今度は台風21号に見舞われました。前評判通りの、確かに4半世紀に一回の大規模な台風でした。被害の状況はご案内の通りです。高野山では杉の大木が倒れ、幾つかの建物が倒壊し、倒木のために電線や電話線が断線し、停電しました。本校も事情は同じで構内の木が倒れ、電線も電話線もやられました。4~5日は休校にしました。4日の寄宿舎の夕食が準備できるか否か懸念しましたが、ガスがあり、水道も使えたのでクリヤーでき、ほっとしました。電力会社の対応が早かったので6日には、授業再開にこぎつけることができました。まだ、構内には多くの倒木があり、撤去にはまだ時間がかかりそうです。高野山内には未だに停電している地域があり、復旧の見込みも立っていないとのことです。南海高野線も橋本から高野山まで不通になっており、復旧には3~4日かかるとのことです。代行バスを走らせると聞いています。北海道では大地震が追い打ちを掛けるように発生しています。一刻も早い復旧を祈るばかりです。

日中合作映画「空海」は見ましたか

2018年8月29日

ちょっと古い話ですが、あの有名なチェン・カイコウ監督がメガホンを取った映画「空海」をご覧になったでしょうか。中国では結構ヒットしましたが、日本ではいまいちでしたね。空海の伝記ととらえた人が多くて、それでかなり失望したようです。異口同音に空海でなくてもいいではないかというわけです。実は私もそう思った一人です。しかし、あの映画の原題は「妖猫伝」です。この題名ならば失望感を与えなかったかなと思っています。真言宗の寺院も空海という題であったばかりに宣伝のお先棒を担がされたわけですが、看板に偽りありというのか、羊頭狗肉というのか、そんな気分にさせられました。しかしです。主役の一人である空海は重要な役どころです。かつて中国に1年ほど滞在したことがありますが、空海は有名でかなりの中国人が知っていました。中国語では「コンハイ」と発音します。仮に他の日本のお坊さんだったら中国人に受けなかったと思いますよ。知らないのだから。さすがお大師さまだなと感心しきりです。西安の青龍寺にお大師さまの碑が立っています。まあ、マニアックな人でないとなかなか行きませんけどね。機会があったら、おいで下さい。空海と恵果の出会いに思いを馳せてみるのもいいと思いますよ。

異常高温で蚊にやられませんでした。

2018年8月28日

今年の夏は異常高温で、そのせいか、ほとんど蚊にやられませんでした。蚊取り線香も焚くことは、あまりありませんでした。蚊が活発に活動する気温は26度から32度の間くらいだそうで、35度以上は活動できないようです。今年は連日40度に迫る勢いでしたから、出てきたくても出てこれなかったのでしょう。日陰でじっとしていたのでしょうね。ところで、蚊は叩こうとした人を覚えて避けるそうです。たたき損ねてもそれなりの効果が期待できるようです。つまり、蚊に刺されそうなときに叩くと蚊は死にそうになった体験(叩いた振動)とその人の匂いを結び付けて覚え、将来、その人を避けるようになるそうです。刺す相手についての学習能力があるわけです。蚊の脳内の神経伝達物質ドーパミンが関わっているそうです。ですからドーパミンがない蚊はそれができないわけです。

白内障の手術をしました。

2018年8月24日

年を取りますと色々な障害が出てきます。白内障も加齢が原因ですね。症状は時間を追って進行します。どうにもこうにも見ずらいので自坊のある山梨の眼科で思い切って手術を受けました。7月23日に左眼、1週間おいて、7月30日に右眼の手術をうけました。入院ではなく、通院でしました。目の手術は初体験なので、戦々恐々としていましたが、手術時間は正味10分ほどでした。あっけないほど簡単でした。強い光を目に当てられていたので手術の様子は見えませんでした。術中も術後も、痛みは全くありませんでした。それまで私は強度の近眼でしたが、術後は眼鏡なしで遠くを見ることが出来るようになりました。ただ、それとは引き換えに手元が見にくくなってしまい、老眼鏡が必要になりました。ただ、医者の話によれば、視力が安定するまで6か月ほどかかるとのことですから、ひょっとすると手元も見えるようになるのかもしれません。術後の風景の見え方は下手なたとえですが、ブラウン管テレビから4Kテレビに変わったような感じです。白内障の原因は加齢だと言いましたが、パソコンの画面を長時間に渡って見ていると目を守るために白内障になるようですから、ご注意下さい。

第100回全国高等学校野球選手権記念和歌山大会散る。

2018年7月18日

7月14日、高野山から遠路はるばる紀三井寺球場に応援に赴きました。初戦の相手は、あの智辯和歌山です。炎天下、懸命に応援しましたが、祈りは届かず、6回0対12で、コールド負けでした。しかも、ノーヒットノーランという結果でした。相手方の意気込みは、ものすごいもので全校応援でした。更に、中学生も動員したとのことです。チアガール、大編成のブラバン、よく訓練された応援団、一糸乱れぬ応援、球場全体に響き渡る大音響の応援の声、思わず、聞き惚れ、見惚れてしまいました。甲子園で鍛えていることが伺えました。野球の方もエースピッチャーが出てきて、その真剣さがくみ取れました。完敗です。切り崩す余地はありませんでした。ここまでやられると不思議なことに悔しいという気持ちは希薄でした。春の甲子園準優勝校と戦えたことは、千載一遇の好機だったのではないでしょうか。本校の選手たちは多くのことを学んだはずです。克服しなければならない課題も明らかになったはずです。気持ちを切り替えて秋の新人戦に向けて頑張ってほしいとおもいます。ブラスバンドの友情応援をしてくれた大阪観光大学の部員の皆さんにお礼申し上げたいと思います。本田宗一郎がこんなことを言っています。1の成功の陰には99の失敗があると。たしか、そんなことを。

映画「空海」を見て

2018年7月13日

かなり前になりますが、チェン・カイコウ監督がメガホンを取った「空海」という映画を見てきました。見た人に感想を聞くと、一様にお大師さまの一代記だと思っていたのに、全然違ってがっかりしたというのです。私とすると確かにそれもありますが、中国語版字幕スーパーがないのにもがっかりしました。原題は「妖猫伝」ですが、その方が映画の内容を正確に表していると思います。中国では結構ヒットしたということですが、日本ではどうだったのでしょうか。冷静かつ客観的に考えてみて「空海」を取上げからこそ、中国でヒットしたのではないでしょうか。私は26年ほど前に中国にいたことがありますが、「空海」の知名度が高いのです。中国人は空海のことをよく知っていて驚かされました。「中国に留学した、あの立派なお坊さんだろう。」というのです。白楽天の相棒は空海でなくてもいいだろうという人がいますが、空海だからいいのです。仮に他の日本の祖師だとしたら、中国人は誰も知りませんから、そういう意味において、さすが我が宗祖は大したものだと鼻高々なのです。

宗教科の生徒が、僧堂研修しています。

2018年7月13日

本校の宗教科は全国の高校で唯一です。その宗教科の1,2年生、12名が11日から14日までの4日間、大学の道場をお借りして行をしています。因みに女子2名が参加しています。1年生が理趣経加行、2年生が護身法加行です。各自が自分のペースで行を行うというのは、ほかの宗派にはあるのでしょうか。興味があります。昨日、陣中見舞いし、大衆供養をしてきました。要するに差し入れですね。こういう行事を積み重ねて彼らはお坊さんらしくなっていくわけです。足が痛いでしょうが、頑張ってほしいと思います。みんな通ってきた道です。