えひめ丸追悼法会と水行

2018年2月14日

2月9日午前9時から奥之院燈籠堂においてえひめ丸追悼法会が催されました。法会は平座理趣三昧で行われました。導師を校長である私が勤め、職衆を宗教科の教職員と生徒が勤めました。読経や声明のうまさに舌を巻きました。高校1,2年生なのに練度が高いのです。若いということは素晴らしいと思わされました。燈籠堂から一行で集会処に戻るとき、ご廟前橋の向こうにカメラの砲列が敷かれており、驚いた次第です。法会の後は慣例の水行で、教職員と生徒の有志が川に入りました。やはり、格好の被写体になっていました。校長先生もどうですかと勧められましたが、体力に自信がないので見学に回りました。奥之院の気温は氷点下13℃ほどでした。

高野山は異次元世界

2018年1月31日

先週の金曜日に上京するため、下山しました。山内は雪にすっぽりと覆われ、道路には着雪していました。山上の気温は氷点下6,7度でした。麓に降りる代行バスはチェーンを巻いていました。バスには欧米人が10名ほど乗っており、高野山の人気を再認識させられましたし、こんなに雪があるのに、よく上って来るものだと感心させられました。雪をものともせず、上って来たいと思わせるものが高野山にはあるのでしょう。しかし、彼らは寒さに強いですね。欧米の寒さと比べれば、日本の寒さなどどうということはないのでしょう。薄着なのにも驚かされます。以前、雨が降っているのに傘をさしていないのにも驚かされました。神経質に傘をさすのは日本人くらいのものでしょうか。で、件の代行バスは途中、タイヤチェーンを外しました。下の橋本市には雪はありませんでした。気温も高野山より6~7度高かったのです。高野山は和歌山と言っても特異な環境にありますね。厳しい修行の場です。東京も厳しい寒さで、雪がほとんど溶けていませんでした。春が待ちこがれる今日この頃です。合掌!

後七日御修法 還列参拝してきました。

2018年1月16日

1月14日の京都は、うっすらと雪化粧し、底冷えのする日でした。本校宗教科の生徒11名と教員4人が引率し、朝6時に高野山を出発、まず、智積院にお参りし、三十三間堂へ。ちょうど、通し矢をしていました。東寺の諸堂をお参りし、11時過ぎに御七日御修法の還列を参拝しました。一般の人々も大勢、参拝していました。テレビでも報道されたので、ご覧になった方もおいでになるかと思います。千百有余年の歴史を持つ伝統行事です。当初、宮中真言院で行われていましたが、後に東寺の灌頂院で行われるようになりました。鎮護国家、五穀成就、国土豊饒を祈って行われます。我々一行も堂内の後拝みをさせて頂き、大変貴重な体験となり、感動いたしました。

広島東洋カープの選手の突然の来訪

2018年1月13日

高野山清浄心院の護摩行に広島東洋カープの4選手が参加。同院住職の池口恵観僧正より、本校に電話で「広島東洋カープの選手が来ているが・・・」とのお知らせを頂きました。ありがたいことです。急なお話でしたが、願ってもかなわない絶好の機会でしたので、ご無理を申し上げて来ていただくこととしました。新井選手他3名が急遽、来校され、講堂に全校生徒を集めて各選手からお話を頂きました。生徒からの質問も受けて頂きました。「山中暦日なし」という言葉がありますが、そんな生活の中で生徒にとって良い刺激になったのではないでしょうか。みんな目を輝かせて話を聞いていました。野球界の厳しさ、スランプからの脱出方法、家庭生活の状況などなど。生徒たちにとって今後の生活の良いアドバイスになったのではないでしょうか。生徒たちは目を輝かして選手の話を聞いていました。選手の皆さんは、とても気さくで、どんな質問にも真摯に答えてくれました。シャツにサインしてもらった生徒もいました。池口恵観僧正、選手の皆さん、本当にありがとうございました。

新年あけましておめでとうございます。

2018年1月13日

麓とは隔絶した空中宗教都市・高野山は今日も雪です。全山白銀に覆われて、荘重さを増しています。身が引き締まる思いです。そんな中でも、本校の生徒は弱音を吐かず、登校してきます。氷点下7度の中、講堂における恒例の全校朝礼に参加します。畳敷きの講堂に正座して行われます。暖房はありません。生徒の吐く息が白く見えます。黙想、そして、朝のしじまを破って読経の声が校内に響き渡ります。125人プラス教職員の声が一つになって聞こえます。人間たるもの、精神統一をしませんと何をやってもうまくいきません。生徒たちは好むと好まざるとに関わらず、朝一番でウオーミングアップをすることになりますから、ほぼパーフェクトな態勢で学校生活に臨むことになります。志を高く掲げ、世界文化遺産・高野山の八葉の峰に抱かれたロケーションの中で学ぶ生徒たち。彼らを親身になって育み、育てる教職員集団。正に高野山ファミリーたる本校、是非おいでください。

追悼法会の導師を勤めて

2017年11月28日

11月18日午前10時から講堂において本校関係の物故者の追悼法会が挙行されました。導師を本校校長である私が勤め、職衆を宗教科の生徒が勤めました。中曲理趣三昧で行いましたが、これが結構難しいのですが、その難しい声明の数々を生徒はクリアーしていました。感動的です。正直に言いますが、集会処で数珠が切れ、イヤーな予感がしました。講堂に入堂して礼盤に上り、衣紋を整えていた折も折、バランスを崩して、あろうことか、礼盤からものの見事に転げ落ちてしまいました。堂内はシーンとしていて誰一人笑うものはいません。これは、かえって辛いですね。悪いことはかさなるもので、今度は、上がっていたのでしょうか、唱えるべき句を一つ飛ばしてしまったのです。一般の参加者は気が付きませんが、職衆の生徒は気付き、何事もなかったかのように私が飛ばしてしまった句を唱えたのです。中曲理趣三昧の導師など、これまでの人生でやったことはありませんでした。事前に何度も繰り返し習礼つまり、練習を積み重ねて法会に臨みました。60の手習いという言葉がありますが、本当にいい経験になりました。人間、死ぬまで勉強だと思います。それにしても生徒はすごいなあ。尊敬してしまいます。

池口恵観僧正のカリスマ性を実感しました。

2017年10月14日

10月22日に日帰りで高野山東京別院に行って来ました。池口恵観清浄心院住職による第二回密教特別講演会が、別院で催されたからです。表敬訪問に出向いたわけです。会に先立って日頃の高校への支援に感謝を申し上げました。第二回講演会のテーマは「目に見えない世界を感じるために」でした。前回も今回も定員200名のところ倍の400名もの聴衆が押しかけ、本堂だけでは入りきれず、奥書院でモニターを通して視聴した人が多数ありました。恐れ多いことに会の冒頭時間をいただき、僧正に対する謝意を表し、本校のPRをさせて頂きました。会場には物凄い熱気が感じられました。講演を拝聴したいのは、山々でしたが、高野山に戻らなければならないので後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。講演は全八回なのでお話を拝聴する機会はあるかなと思っております。後で聞かされた話ですが、会の最後に10分ほど、僧正が熱っぽく高野山高校の宣伝をしてくださったとのことにて嬉しい限りです。合掌

ブラタモリ 高野山 3回シリーズ 見てください

2017年9月6日

ブラタモリが高野山に来ました。それも今までの常識を覆して3回シリーズで放映します。1回目は9月9日、2回目は9月16日、3回目は9月23日、全て土曜日の午後7時30分~8時15分です。タモリさんは大阪に宿泊し、撮影当日に満を持して高野山に登って来たとのことです。彼の顔は個性的なので、麓のホテルや山内の宿坊ではばれてしまうと支障があるとの判断で近隣には宿泊しなかったようです。高野山取材の詳細については、担当者は、タモリさんにも伏せていたと聞いています。ですから、彼は予備知識なしで山内を探訪した由です。また、担当ディレクターは高野山に関する各種文献にあたり、非常に深く研究しているそうです。タモリさんと近江友里恵アナの絶妙な掛け合いが楽しみです。皆さんも宜しかったら、是非、ご覧ください。

お菓子の力

2017年9月6日

林裕人シェフをご存知でしょうか。探偵ナイトスクープやミヤネ屋の愛のスパルタ塾に出ており、関西では有名なシェフです。彼がスランプに陥って思い悩んでいた時に高野山に登りました。奥の院や金剛峯寺など、あちこち参拝して回ったのでしょう。そんな折、山内のお菓子屋のかさ國に立ち寄り、「みろく石」という饅頭を買って頬張ります。美味しかったことは勿論でしょうが、これが精神に作用して生きる力が内面から湧き上がってきたようです。スランプを脱して心機一転、シェフとしてもう一度やり直してみようと思うに至ったのでしょう。食べ物には精神に作用する力があるようです。食べ物によって精神的に再生できるというのは考えてみれば不思議なことです。私の場合、心身のエネルギーの欠如を感じた時に口にするのはウナギです。ウナギを食べると体中にエネルギーがみなぎって来るように感じられます。我々は食べ物そのものではなく、その食べ物の醸し出すイメージを合わせて食べているような気がします。そういう意味では林シェフは単なる饅頭というのではなくて「みろく石」というイメージも合わせて摂取し、元気を回復したのでしょう。合掌

本校の寄宿舎、食堂リニューアル工事が完成しました。

2017年8月30日

7月下旬に着工した寄宿舎、食堂リニューアル工事が8月25日に完成し、供用開始しました。明るく、きれいになり、生徒たちは大変喜んでいます。それも本山が多額の資金を貸与してくれたから実現したわけで、感謝の言葉もありません。本山の高校に対する期待に応えなければと肝に銘じております。ところで、食堂ですが、ŁĒD電球に変わり、天井や壁面は清潔感のある白色に塗られ、テーブルや椅子も全て入れ替えました。天井にエアコンも4機入りましたので、快適な生活環境を現出しています。リニューアル工事の裏話ですが、テーブルも椅子も本校の教員、事務職員、寄宿舎舎監、生徒たちが力を合わせて組み立てました。その後のかたずけ迄行いました。それでやっとこさっとこ8月25日の夕食供用に間に合ったわけです。高校関係者が机、椅子を組み立てたおかげで、70万円の組み立て料金の節約になりました。合掌