2018年3月 のアーカイブ

世界文化遺産の中で学ぶ

2018年3月27日 火曜日

皐月は水を控えるから、花をたくさんつけます。桜は寒い時期に耐えるからこそきれいな花をつけます。青少年もハングリーだからこそ、精神的に成長できるのではないでしょうか。「飽食した生活」と「自堕落」は隣り合わせですね。モンゴル力士がなぜ強いのか、ちょっと考えればわかることですね。本校は標高900メートルの高地にあり、他とは隔絶された世界です。ここを見つけたお大師さんの慧眼には頭が下がります。修行の場としては第一級の場所です。高野山は観光地ではなく、類まれな宗教都市です。当然、生活するにはちょっと不便な場所です。親元を離れてあえて不便で不自由な環境に身を投じてみる。そのことによって若者は成長します。ルソーが言っています。「子供をだめにするのは簡単だ。子供がほしいというものをすべて与えればいい。」と。満たされた生活からは倦怠感しか生まれません。非生産的ですね。そのことが分かっている生徒が、全国から集まってきます。価値観の問題ですね。生徒は、みんな明確な価値観を持っています。だから、我慢できるのでしょう。1200年の歴史があり、世界文化遺産に指定され、ミシュラングリーンガイドで3つ星をもらっています。欧米人が一番行きたいところが高野山だといいます。スピリチュアルな雰囲気が漂っているのがいいみたいです。朝、昼、晩と時を選ばず、彼らは高野山内を歩いています。高野山の魅力は大したものなのです。インターネットで本校のことを検索してくる子がかなりいます。高野山で仏教を勉強したいといいます。今年はネパールからの帰国子女も来ます。ダライラマを尊敬していて本校で仏教を学びたいそうです。もっとも、本校は仏教に特化した高校ではありませんけどね。本校の今年度の卒業生は98%の進路決定率です。本校の入り口の指導、入ってからの指導、出口の指導は大したものです。因みに進学を見てみると東北大経済、防衛大学校、中央、明治、関西、関西学院、立教、大阪府大,専修大学などに進んでいます。ユニークなところではカナダの大学、ウクライナの大学、フランスにクラシックバレエで留学というのもあります。個性的な人材が大勢います。どうですか、こんな本校で学んでみませんか。

高野山もだいぶ暖かくなってきました。

2018年3月15日 木曜日

標高900メートル程の高野山にも春は確実に来ているようです。雪もほとんど溶けました。季節に関係なく、欧米人は大勢来ています。朝と言わず、昼と言わず、夜と言わず、よく歩いています。寒くても薄着で歩いていますから、驚きです。寒さに対する感覚が、我々日本人とは違うのですね。女性一人のバックパッカーもいますよ。宿代を節約するためにテントで寝泊まりしている人もいます。食料はコンビニで調達しています。堅実です。さんぱいしゃの6~7割は外国人観光客だそうですから、駅員さんもバスやタクシーの運転手も、食堂や土産物屋の店員も、宿坊寺院の人も流暢な英語を喋っています。英語以外の言語を喋れる人もいます。カナダ人と話したことがありますが、四国遍路をしてお礼参りに高野山に登って来たとのことでした。お礼参りという習慣を知っているのですから大したものです。また、折を見て来日するとのことでした。以上の会話は日本語でしました。彼は過去に17年間日本にいたことがあるとのことで、日本語の新聞も読めるそうです。この14日には、アメリカの高校生の一団が本校にバスで乗り付け、野球部や女子ハンドボール部員と交流して行きました。とても喜んでいました。高野山にお越しの節は、どうぞ本校にもお遊びにおいで下さい。

3月は別れと出会いの季節

2018年3月8日 木曜日

私立高校は転勤はありませんが、退職によって学校を去る人もいれば、高校の教職員として新たに採用される人もいます。この時期にいつも思い出すのが、漢詩の一節です。「年年歳歳花あい似たり、歳歳年年人同じからず。」というものです。別れることは辛いですが、一方で、新たな出会いがあるわけです。人生も出会いと別れの連続です。「さよならだけが人生だ」と言った作家がいましたっけ。しかし、物事には、両面があるわけでして、プラス面もあれば、マイナス面もあります。人の出入りによって、組織なり、なんなりにはダイナミズムが生まれます。当然、去っていった人のDNAというものは残ります。それが伝統になるわけです。そこに新任者の新たな息吹が加わるわけです。両者が相互相乗効果を生み出して組織は向上していきます。私も何年後かに退職して本校の良い肥やしになれれば、嬉しいと思っています。