2018年6月 のアーカイブ

青葉祭りできました。

2018年6月18日 月曜日

6月14日に青葉祭りの前夜祭がありました。梅雨空ということで、気をもみましたが、夕方からのねぶたのフロートを生徒と共に引きました。本校のねぶたは摩褐魚という想像上の魚です。胎蔵界曼荼羅に描かれているそうです。こんど、確認したいと思っています。で、そのねぶたを引きながら生徒とコミュニケーションを深めることができました。結構な距離を歩きましたので疲れましたけどね。参拝客や外国人が、しきりにシャッターを切っていました。翌15日は朝から雨が本降りで青葉祭りの本番ができるかどうか懸念しましたが、祭りのパレードが始まるころには雨が上がってしまいましたので、みんなでお大師さまのパワーは凄いと共感しあったものです。ここ30年の状況を聞いたら、祭りができなかったのは1回だけだとのことで、重ねて驚嘆したものです。

映画「万引き家族」見ましたか?

2018年6月11日 月曜日

過日、山梨の自坊に帰った折に「万引き家族」の先行上映を見ました。観客が中高年ばかりだったのが残念でした。重いテーマですが、いや重いテーマだからこそ、若い人にも見てもらいたかったですね。「万引きを助長する」との意見を目にしますが、「万引き」がテーマではないことは最後まで見れば分かることです。祖母の家と年金と、父親と息子の万引きによって生計を支えている家族です。そういう極端な状況設定によって家族のあり方について問題提起しています。民族を超えた万国共通のテーマだからこそ、カンヌ映画祭で評価されたのではないでしょうか。祖母、父、母、長女、長男、次女の6人家族という体裁をとっていますが、6人全てが赤の他人の寄り集まりです。それぞれが訳ありで、一見するとインモラルな結びつきではありますが、他人同士が並の家族以上に強い愛情と絆に結ばれて暮らしています。貧しくはありますが、貧しさを苦にもせず、お互いを思いやり、生活を楽しんでいる。実親に虐待されていた「次女」は愛着障害に陥っていたのだが、ここで癒され、元気を回復し、心を開くようになる。実の家族とうまくいっていない「長女」にとっては駆け込み寺的な場所になっている。こんな皮肉はない。しかし、この蜃気楼のような生活は長続きしない。男の子がわざと万引きを失敗したからだ。「家庭」はバラバラに空中分解してしまう。「父」はアパートで独り暮らし、「母」は「祖母」の死体遺棄の罪をかぶって逮捕され、「長女」は不明、「長男」は施設入所、「次女」は実親のもとに返され、また、虐待が始まり、心を閉ざしてしまう。それでも短期間ではあったが、非日常的な生活は彼女に多少なりとも生きる力を与えたのではないでしょうか。彼女が団地の外廊下で一人遊びをし、誰かに呼ばれたような気がして手摺から身を乗り出すラストは涙なしには見られませんでした。

外国人を車に乗せて

2018年6月8日 金曜日

所用があって高野山駅に行った帰り、外国人カップルが歩いているのが目に入りました。いくらなんでも山内まで徒歩では大変な道のりなので、車に乗るように言いました。道々、断片的な英語で話しました。全くのブロークンイングリッシュでしたが、結構通じるものです。リピーター?と聞いたら返事がありません。ファーストタイム?と言ったら、そうだと答えました。二人がフランス語を話していたので、フレンチかと聞いたら、ベルギーだと答えました。リップサービスでゴディバのチョコレートは美味しい旨伝えました。自分から高野山高校のプリンシパルだと身分を明かし、高野山内に住んでいると説明しました。高校の生徒は何歳かと聞かれましたので16歳から18歳だと答えました。どこまで行きたいのだと言うと中心部の適当な場所で降ろしてくれればいいというので、さらに聞くと総持院だと言うので。とっさに場所が思い浮かばず、近くのガソリンスタンドで尋ね、無事送り届けました。大変喜び、握手をして別れました高校の高校のPRのために、名刺を渡すのを忘れませんでした。

高野山学園集団得度式に出仕しました。

2018年6月6日 水曜日

5月31日に総本山金剛峯寺上段の間において行われた得度式に立場上、臨席しました。高野山大学から18名、高校から2名の受者が入壇しました。戒師は総本山金剛峯寺座主、高野山真言宗管長中西啓寶大僧正猊下でした。聖地高野山の更に核心部たる金剛峯寺という最高の舞台で無魔成満でき、受者達は感激しているのではないかなと推察しました。20名の者たちは新発意として仏道を歩みだすわけですが、初心を忘れることなく、精進してくれるものと信じています。私も50余年前に得度を受けたことを懐かしく思い出しました。