校長ブログ

私からすると本校の生徒たちは孫のようなもので可愛くて仕方ありません。かわいいだけではありません。尊敬さえしています。なぜなら彼らが、みんな、しっかりした目的意識を持っているからです。東北から九州・沖縄に至るまで、全国から集まっています。なんとなく入学したのでは、おそらく3年間持たないのではないでしょうか。理由は以下の通りです。標高900メートルの山中にあり、深い森林に囲まれ、居ながらにして森林浴ができます。でも、遊べるところは、まったくありません。鳥のさえずりだけは、ふんだんに聞こえてきます。毎朝、全校朝礼があって100畳敷きの講堂で全員が正座して般若心経や諸真言をお唱えします。足がしびれます。一部の通学生を除き、多くの生徒が、親元を離れて寄宿舎で生活しています。二人部屋が基本です。食事も決まった時間に決まったものを食べています。選択の余地はありません。こんな不自由な中にあっても、特進、スポーツ、宗教、自己探求と、各自が選択したコースで,自己の目標に向かって黙々と自分自身を磨いています。本当に素晴らしい生徒たちです。頭が下がります。不自由に耐え、セルフコントロールのできる生徒こそ、厳しい人生を生き抜く力を身につけられるのだと確信しています。フランスのルソーが、こんなことを言っています。「子供をだめにするのは簡単だ。ほしいというものをすべて与えればいいのだから」と。

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