校長ブログ

追悼法会の導師を勤めて

11月18日午前10時から講堂において本校関係の物故者の追悼法会が挙行されました。導師を本校校長である私が勤め、職衆を宗教科の生徒が勤めました。中曲理趣三昧で行いましたが、これが結構難しいのですが、その難しい声明の数々を生徒はクリアーしていました。感動的です。正直に言いますが、集会処で数珠が切れ、イヤーな予感がしました。講堂に入堂して礼盤に上り、衣紋を整えていた折も折、バランスを崩して、あろうことか、礼盤からものの見事に転げ落ちてしまいました。堂内はシーンとしていて誰一人笑うものはいません。これは、かえって辛いですね。悪いことはかさなるもので、今度は、上がっていたのでしょうか、唱えるべき句を一つ飛ばしてしまったのです。一般の参加者は気が付きませんが、職衆の生徒は気付き、何事もなかったかのように私が飛ばしてしまった句を唱えたのです。中曲理趣三昧の導師など、これまでの人生でやったことはありませんでした。事前に何度も繰り返し習礼つまり、練習を積み重ねて法会に臨みました。60の手習いという言葉がありますが、本当にいい経験になりました。人間、死ぬまで勉強だと思います。それにしても生徒はすごいなあ。尊敬してしまいます。

一覧へ戻る

資料請求・お問い合わせ・
オンライン相談